乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が初主演した映画「超能力研究部の3人」が公開された。

監督は、「天然コケッコー」「リンダリンダリンダ」「苦役列車」などを手掛けた山下敦弘。乃木坂46の5枚目のシングル「君の名は希望」のミュージックビデオが映画のオーディションとなっており、そこで山下監督が最終的に合格者として選んだ、秋元、生田、橋本の3人が主演している。

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映画のストーリーとメイキング風のドキュメンタリーが混在し、ウソと本当が交差する異色作とのことで、ブログでも、

・こんな意味のない映画も珍しい
・これは賛否両論だろうな
・この映画にはストーリーが無いのでこれから観るかたはそれに騙されないように

といった声が上がっていた。

実際に、映画を見た人たちからは賛否両論の意見があるようで、

・虚構であるのは分かっているけど、現実のような映像であるところがつまらない
・混乱せずに作り手の意図が見えてしまう観客にとっては、こんなにつまらない映画は
 なかった
・アイドルが出演する映画として、これほど面白くないのは、30年くらい前の
 「おニャン子・ザ・ムービー」以来

といった「つまらない」派もいれば、

・特にメイキングドキュメンタリーの箇所は秀逸で、どこまでがリアルでどこまでが
 演技なのか分からない
・学園SFものと想像して観に行ったが、もっと複雑で、重層的な、奥深い映画だった
・ここまでの混沌とした世界を理路整然と作り上げてしまうとは思ってもみなかった
 これは凄いよ

と、この映画の魅力を「面白い」「スゴイ」とほめている派もいる。「つまらない」派も、その理由をいろいろと語っている人が多く、何かしら語らずにはいられない映画ということなのだろう。

また、ほめている派は、乃木坂46ファンというより、山下敦弘監督ファンが目立っていた。アイドル映画だからと躊躇している山下監督ファンは、見逃すともったいない作品なのかも。

映像的にも、それほどアイドル映画らしくないとのことだが、

・別に乃木坂46のファンでもないが、秋元真夏はかわいいなと思った
・ピアノが弾け、歌も上手く、音楽的な才能を感じさせる生田絵梨花ですが、私は女優
 として大きくなる資質を持っていると感じました
・本能のままに動ける秋元真夏、淡々とした役をひたすら淡々とこなせる橋本奈々未も
 良かったが、振り幅が一番激しい役をきっちり作ってきた生田絵梨花に感心

などと主演の3人を取り上げている声もあり、乃木坂46ファンなら、3人の新たな一面をスクリーンでチェックすべきだろう。

・DVDが出たら「ストーリー部分」と「ドキュメンタリー部分」が選べるようになって
 たら面白いと思う
・劇中劇として使われていた『超能力研究部の3人』部分のみを編集した「純ドラマ版」
 も観てみたい
・DVD発売時には、特典映像として付いてくるような気がする

と、映画内で撮影していた「超能力研究部の3人」のドラマ部分の完成形が気になる人も多いようで、DVD/ブルーレイ化の際には特典映像に期待したい。

先日、ドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of 乃木坂46」(仮題)が2015年に公開されることが発表された。こちらは、2011年の結成から現在までを追った正真正銘のドキュメンタリーとのことで、乃木坂46ファンはこちらも期待しよう。

(芦之由)